9月19日に京都市左京区の岡崎神社に参拝した後、西隣に建つ岡崎別院にも参拝しました。
岡崎別院は、つい最近まで工事が行われており、境内に入ることができませんでした。
いつ工事が終わったのか、正確な時期はわかりませんが、2024年に完了したようです。
岡崎別院に入るのは久しぶりですね。
ぴかぴかになった境内
岡崎別院は、市バス停「岡崎神社前」のすぐ近くに建っています。
入り口には、数段の石段があり、その脇に「親鸞聖人御草庵遺蹟」と刻まれた石柱が立っています。
そして、山門には、当地が親鸞聖人由緒地であること、東本願寺の岡崎別院であることを示す板がかかっています。
山門をくぐります。
中央の石畳はそのままですが、左右は砂利からアスファルトに変わっていますね。
整然としていて、きれいな境内であります。
最後に岡崎別院に参拝したのは、2019年11月で、その頃から工事が始まっていたことから、完成まで約5年の歳月が過ぎたことになります。
参道の奥に建つ本堂は以前のままです。
本堂の戸が開いていたので、中に入ってお参りをしましょう。
堂内の須弥壇も見事でしたよ。
岡崎別院は、親鸞聖人が29歳から35歳まで住んでいた場所です。
35歳で越後に流罪になって、再び63歳で京都に戻ってきた際も、当地に住み、親鸞屋敷と呼ばれていました。
江戸時代に入り、享和元年(1801年)に東本願寺20世の達如(たつにょ)が岡崎御坊を創建し、明治9年(1886年)に岡崎別院に改称しています。
こちらは、親鸞聖人が越後に赴く前に自らの姿を映し、名残り惜しく旅だったと伝わる鏡池(姿見の池)です。
鏡池も整備が行われ、きれいになっていますね。
親鸞聖人のお手植えと伝わる八房(やつふさ)の梅も見やすくなっています。
地面のコケの緑も美しいですね。
ちなみに工事前の鏡池と八房の梅の写真は、以下の記事に掲載しているので、ご覧になってください。
八房の梅の西側に建つ寺務所。
こちらも、きれいな建物になっています。
本堂の前に植えられているイチョウは、以前のままですね。
11月に黄葉した姿が美しいですよ。
境内の南側に建つホテルオークラ京都 岡崎別邸。
ホテルからは、岡崎別院の庭園を眺めることができます。
その庭園の入り口には、戸があり、私が訪れた時は閉まっていました。
「庭園を散策希望の方はまず、本堂へお参りください。」との案内が戸にかかっていたので、お寺の方に声をかければ、庭園に入れるようです。
この日は、庭園の中には入らず、外から鑑賞するだけにしておきました。
庭園も整備され、以前のような雑然とした感じはありません。
11月下旬に訪れれば、きれいな紅葉が見られそうですね。
そろそろ岡崎別院から出ましょう。
久しぶりに訪れた岡崎別院は、境内がとてもきれいになっていて気持ち良くお参りできました。
この後は、金戒光明寺に参拝します。
なお、岡崎別院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。